-----------------------------------------------------------------------
「ゼインさ、何で弟子取らないの?」
師匠になって数ヵ月後。
先にマスターに就任していた姉-もとい、シルバに唐突に尋ねられた。
何で、と言われても。
「私もまだまだ未熟ですから…」
「でもさ、師匠なんでしょ?師匠は弟子が居ないと師匠じゃないよね?」
確かに正論。“弟子”無くば“師匠”とは言えず。
だが、自分もまだ25歳。弟子を取るには早すぎやしないだろうか?
いや、他の師匠たちは自分と近い年齢で弟子を取っている。
でも、しかし、とはいっても…
「ゼイーン、眉間のシワー」
一人で考え事をしていたら、シルバに人差指で眉間をぐりぐりされていた。
師匠になってさらに数か月。
気がつけば、目の前に2人の弟子が居た。
とりあえず、今日の指導(言いたいことを言っただけな気がしないでもないが)
は終わったので、2人でバトルしてみるといい、と指示。
ゼインは適当な椅子に座って、弟子たちの奮闘をぼんやりと眺めていた。
サーリは、相変わらず潜在能力の高さに驚くことが多いが、
それを上回る相変わらずなノーコントロールにまた驚く。
そういえば、最近サーリのノーコン被害にあった東の師匠に、
「ぜんちゃん所の子がさぁ!!」と涙目で訴えられたことがあった。
『ちゃんと人(ポケモン)に当てられるようになったじゃないか』と
心中で思ったが東の師匠に怒られそうなので言わなかった。
人(ポケモン)に当てられるようになって、被害は拡大しそうだが、
今後の目覚ましい成長に期待したいと思う。
小梅は、最近弟子入りをした少女だ。
日に日に力はついてきていて、素直に褒めてみるものの、
「私なんかまだまだで…」とすぐ弱気になるところが、彼女らしいというか。
うぬぼれないところは良いところだが(過去の自分の失敗を思い出す)、
自信がなさすぎる、というのも成長の妨げになりはしないだろうか。
いつか、彼女が自信を持って戦える場を持てるようにするのも
師匠の役目、といったところなのだろうか。
どちらも自分が育てるべき未来の“芽”。
ただ、今はそれを深くかみしめる。
彼らより弟子入りを志願され、何の迷いもなくそれを受け入れた。
が、そういえば「何故、自分を選んだのか?」と聞いたこともなかった。
まあ、聞いたところで何が変わるというわけでもないけれど。
だが、興味が無いわけではない。気になるものは気になるし。
いや、どんな理由であれ、自分を慕ってきてくれた者に疑うような質問はどうか。
でも、しかし、とはいっても…
「あの…師匠…大丈夫ですか?」
「あ、師匠眉間のシワー!いつか取れなくなりますよ!」
一人で考え事をしていたら、サーリと小梅に人差指で眉間をぐりぐりされていた。
-----------------------------------------------------------------------
お粗末さまでした!
ゼインはよく妄そ…考えに浸る癖があるようです(←
で、眉間にシワが寄ることが多いのでした笑
シワがよっていたらとりあえず人差指でぐりぐりしてください^v^^v^
シルバさんやサーリさんは面白くてぐりぐりしていると思われますが、
小梅ちゃんは「いつか取れなくなる」というのを真に受けて本気で心配して下さったらいいn!
シルバさんとは昔からの幼馴染で、ゼインにとっては姉のような存在です>v<
2人のお弟子さんへの評価は…す、すみません^v^;
サーリさんのノーコンは絵茶でのネタを引用させていただきましたー
そしてゼインは過去に自分の力にうぬぼれて失敗したことがあるらしい。
苦情などなどはお手柔らかに…もしくはゼインに直で訴えてください(←
慕ってくださった経緯はゼインとしても親としても是非…聞きた自重。
見てくださってありがとうございました^^
PR